豊かな暮らしとは

プーゲンビレア

2009年10月15日 21:49

私たちは、沖縄暮らしを経験したことによって、
色んな意味で人生観が変わりました。


モノだらけの暮らしから、シンプルライフに移行していったのも、
沖縄暮らしがきっかけです。


「モノをたくさん持っている」イコール「豊かな暮らし」ではない、
という考えはずっと持ってはいたのですが、
それが本当だと教えてくれたのが沖縄でした。


モノを買いまくって、家の中がモノだらけ。
買ったモノに囲まれ、「片づかない!」とイライラする毎日。

いくらたくさんモノを持っていても、
そんな暮らしはとても「豊か」だとは思えません。


沖縄移住前、関西にいたころの私たちは、
モノだらけの生活をしていました。

今から思うと、心は豊かではなかったと思います。

そんなにモノを持っていなくても、「あぁ、幸せだなぁー」と感じる。
ゆったりした気持ちで、ニコニコ笑いながら過ごせる。
そんな暮らしこそが、「豊かな暮らし」なんだと
教えてくれたのが、沖縄暮らしだったのです。


移住する前、大量のモノを処分し、必要最低限のものだけを
持って沖縄へ行たつもりでしたが、それでも、
沖縄では使わないものがたくさんありました。

沖縄で暮らしながら、それらも売ったりして、
処分していきました。

どんどん暮らしはシンプルに、モノは少なくなりました。

でも、モノがないことによってイライラする、
ということも全くありませんでした。

それどころか、暮らしがスッキリしていくのと同時に、
心までどんどん晴れやかに、豊かになっていったのです。


旦那と二人、ガンと闘う日々でしたが、
辛かったという思い出はありません。

むしろ、あんなに旦那を愛おしく、そばに感じていられた
毎日が幸せに、懐かしく思い出されるほどです。


余計なモノを持たなかったから、お互いのことに目が
向き、お互いの心の結びつきを深めることができました。


「品物の山と書いて、癌と読む」
とは、ガンの患者学研究所のセミナーで知った言葉です。
本当にそうだと思いました。

それを心にとどめつつ、
沖縄で得た「心の豊かさ」を大切にしながら、
これからも旦那を支えながら、完治に向けて頑張ります。

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