朝日焼
8/14、京都の宇治に行ってきました。
陶芸家の友人を訪ねて。
大学時代の親友H代の旦那さん(Mっさん)が、
宇治の「朝日焼」の陶芸家なのです。
Mっさんは数年前にサラリーマンをやめ、陶芸家に転身しました。
その彼の作品を見に行ってきました。
ずっと彼の作品を見たかったので、やっとかなった訪問にウキウキでした。
陶芸の窯ってどんなのだろう?と興味もありました。
朝日焼の窯は、宇治の平等院の近くにあります。
こちらでは、昔と変わらず、今でも平等院の裏から採ってきた土で
焼き物を作っているそうです。
本当はNGだと思うのですが、今回は特別に窯の中を
見学させていただくことができました。
初めて知ったのですが、焼き物の窯には2種類あるそうです。
ガス窯と、登り窯。
それぞれで、焼くものが違うそうです。
これがガス窯。
これが登り窯。
焼かれるのを待つ作品たち。
ギャラリーでは、燔師(はんし)、鹿背(かせ)という、
独特の手法で焼かれたうつわも見せてもらいました。
燔師は、「師匠が焼いた」という意味らしく、作るのは
とても難しいそうです。
100枚焼いて数枚できるかできないか、ぐらいのものだとか。
鹿背は、「鹿の背中のような」という意味で、
水玉模様のような、白くて丸い模様が特徴です。
燔師と似ていますが、鹿背のほうがいかにも「バンビ」的な
可愛い模様だったので、見た瞬間、「可愛い!」とツボに
はまってしまいました。
歴史ある陶芸に、「バンビ」なんて言ったら失礼かな・・・(^^;)。
朝日焼の窯の隣には、お茶の福寿園の工房があります。
ここで陶芸体験もできます。
Mっさんは以前、ここで教えていたこともあるそうです。
みなさま、宇治へお越しの際は、ぜひ朝日焼のギャラリーを
覗いてみてください。
ギャラリーでMっさんに説明してもらいながら見ていると、
先生の奥様が大変おいしいお茶を入れてくださいました。
今までこんなおいしいお茶を、私は飲んだことはありません。
ものすごい衝撃でした。
青っぽい、かつ、爽やかな、なんとも言われぬお味。
今でも忘れられません。
番茶、緑茶、煎茶など、お茶の種類によっても、湯のみの大きさは
本来違うのだということも知りました。
そして帰りには、とてもきれいなうつわをいただいてしまいました。
お世話になった朝日焼の皆様、ありがとうございました。
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