2013年01月10日

旦那からサプライズ vol.1

昨日、旦那からメールが来ました。

開けると「招待状」の文字が。



文面は、「日ごろの感謝を込めて、ディナーにご招待させていただきます」
という内容。
招待状らしく【日時】・【場所】まで書いてありました。

【場所】の欄を見たら、

リストランテ 「レジデンザ セコンダリア」 ○○市××町 2*8-5 2F

との記載。 え?外食するってこと?びっくり!

あなたも人工呼吸器付けて、一緒に行くの?
いや、私だけがお店に行くの?

「へ???」って思い、何のことなのか旦那に訊いても、
ニヤニヤして教えてくれない。「秘密」とのこと。


混乱しながら、お店の住所をgoogleの地図で調べました。すると・・・


ええ?これ、ウチやん!(☆口☆;)


改めて住所を見てみると、我が家の住所なんです。
意味が分かりません。

旦那は「まあ、いいからいいから。」とニヤニヤ。

結局、教えて貰えないまま夕方に。

ようやく旦那から「ある所から料理が届くようになっている。来たら受け取って欲しい。」
との話が。

どうやら、自分で料理を自宅へ届けてもらうようにしたらしいです。

どうやって注文したの?って訊くと、「電話した」と。


電話!?


普通なら「そうなんだー」で済ませることですが、うちでは違うんです。


旦那はのどに穴を開けていて、人工呼吸器を付けて生活しています。
だから声が出ません。口パクのみ。

普段の会話は、「人工喉頭」という器械でしゃべってるんです。
これです。
旦那からサプライズ vol.1

これを喉に当て、器械の声でしゃべります。
声は、デジタル音声そのもの(ロボットっぽい)。

「あめ」「かめ」「さめ」の区別が分からず、聞き慣れた家族でも
「え?」と聞き返すことがあります。

その声で、自分で外へ電話をかけたわけです。


聞いて、本当にビックリしました。


「別に聞き返されなかった。すんなり聞き取ってもらえたよ。」


と、サラッと嬉しそうに言う旦那。


全然知らない人に言いたいことを伝えるなんて、ものすごい
勇気がいったはず。


「確かにすごく緊張したし、勇気がいった。
でも、できる事をどんどんやっていこうと決心して、チャレンジした。
できないと決めつけない。やれることはやる。」
と。


それを聞いた後、ちょっと隠れて泣きました・・・。
旦那の気持ちと、旦那の頑張りに、胸がいっぱいになってしまって。



招待状に書いてあった、【場所】の リストランテ「レジデンザ セコンダリア」。

少しピーンときて、ネットで調べたんです。

「レジデンザ」 イタリア語で住居。住宅の意味。
「セコンダリア」 イタリア語で、二番目の、第二の、の意味。


つまり「別宅」ということ。思いっきりウチでした。
義父母宅(母屋)が向かいにあって、、ウチは別宅ですから。

住所の最後にあった、「2F」というのも「ああ!そうか」と納得。
ふだん食事してる部屋が、2Fなんです。


泣いた後、クスッと笑いました。

なんて粋な演出!!も~~怒り(大好き)

(長くなるので続きはのちほど)


同じカテゴリー(ごはん)の記事
キャラ病院食
キャラ病院食(2013-07-20 15:20)

体の声
体の声(2013-07-15 21:15)

豆乳スイーツ
豆乳スイーツ(2011-12-30 21:22)

昼食
昼食(2011-12-27 14:04)

昼食
昼食(2011-12-25 16:43)


Posted by プーゲンビレア at 12:20│Comments(0)ごはん
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。