2009年04月17日

沖縄の本土化

私たちは、沖縄県の南風原(はえばる)というところに住んでいます。
那覇に近いですが、うちなー(沖縄)らしさも残る、のんびりした町です。

最近、近所にニトリができ、その向かいにROUND1が
できました。
移住してきた当初に比べて、まわりがどんどん本土化しているのを感じます。

便利になって嬉しい反面、せっかくの沖縄らしさ、
田舎っぽさがなくなって、寂しい感じがします。

マンションの隣もストレリチア畑だったのですが、
そこも土地が整備され、畑がなくなってしまいました。

さとうきび畑だったところが、つぶされて宅地になっていたり、
そんなのを見るとやっぱり寂しいです。

来た当初は「うちなー全開」(運転手さんがうちなーぐち、
時間通り来ないのは当たり前など)だったバスも、
だいぶ雰囲気が変わってしまい、それもまた残念ではあります。

テキト~さ、ざっくばらんな感じ、それがうちなーのバスの
「味」だったんですが、最近は標準語できっちりアナウンス
する方が増えました。

渋滞でバスが動かなくても、それはそれで「動かないさ~」
ですませてきたのに、
最近乗ったバスでは、運転手さんが
「お急ぎのところ、バスが遅れまして、誠に申し訳ございません」
みたいなことを言って、たいそう丁寧にお詫びのアナウンスをしていました。

関西から移住してきた自分にとっては、せかせかしない、
一分一秒なんか争わない、時間どおり来なくたって
それがどうしたの、そんなところがうちなーの大きな魅力でした。

沖縄に来て、せかせかと生き急いでいた自分に気づき、
いい意味での「テキトーさ」「おおらかさ」を教わりました。

なのでまさか、うちなーでこんな、都会みたいな
アナウンスを聞くなんて・・・と衝撃を受けました。
こんなところにも、うちなーの「本土化」を感じてしまいます。

なんとなく、うちなーの、いい意味での「テキト~さ」
が失われてゆくような、なんともいえない、複雑な気持ちです。。。


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Posted by プーゲンビレア at 16:14│Comments(2)暮らし
この記事へのコメント
初めまして、つつじといいます。

沖縄ってノンビリしたとこですね。
沖縄らしさがなくなるのは、なんだかさみしいです。
私が住んでる地域も橋や道路の工場が増え
立ち退きになった店や広場が懐かしく感じます。
Posted by つつじ at 2009年04月19日 19:12
>つつじさん

コメントありがとうございます。

本土の人間が沖縄を魅力に感じるのは、
「沖縄にしかない自然」、「沖縄にしかない風景」があるからです。

今住んでいる南風原が、少しでも「田舎っぽさ」を残した、
のんびりした町であり続けて欲しいと願う、今日このごろです。
Posted by プーゲンビレアプーゲンビレア at 2009年04月19日 19:20
 
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