2010年08月21日

2階トイレの手洗い鉢

2階トイレに、手洗い鉢をはめ込みました。
あとは配管をするだけです。

2階トイレの手洗い鉢

1階のトイレと同じく、陶芸家の友達、Mっさんに作ってもらった鉢です。

こちらは白ですが、ニュアンスのある柔らかい色合いです。

2つとも、電動ろくろを使わず、手動ろくろで丸い形を
作ったというから驚き!
手動で作るっていうのは、すごく難しいらしいです。
大変な思いをして作ってくれました。

焼き窯の順番待ちなんかもあるそうで、何ヶ月もかかっての製作でした。

ある時、形がうまくできて、あとは焼くだけ、という状態だったのですが、
焼き上がる日の当日、Mっさんから電話がありました。

焼いたら爆発して、粉砕してしまったらしいのです。
土に少しでも空気が入るとダメらしくて。
ショックを受け、かなり落ち込んだ様子でした。

「もう待たせるのは悪い。こんなに引き延ばしてしまって申し訳ない。
だからもう、鉢は業者から買って欲しい。」
と、彼の心苦しい心境を伝える電話でした。

しかも仕事ではなく、プライベートな時間に作ってくれていたので、
休日返上だったこともあったらしく・・・。

でも、私と旦那の気持ちは、
「やっぱりMっさんの作品が欲しい。」というものでした。
「わがままを言ってすまない。私たちは、やっぱりMっさんに
お願いしたいと思ってる。いつになってもかまわない。
できるまで、いつまででも待つ。」
と、自分たちの気持ちをMっさんに伝えました。

彼は、「少し考える。」と言ってくれたのですが、彼の苦しい
気持ちも理解できたし、自分たちのせいで彼の休みがつぶれて
しまうというのも、心苦しく感じていました。
なので、「やっぱり悪いが無理だ。」という返事が来てもしょうがない
とは思っていました。

何度かメールのやり取りがあり、しばらくして、
「形はできた。あとは焼くだけ。」という連絡が。

そして、出来上がったのがこの2つ。
ずっと苦しんでいたのを知っていただけに、喜びはひとしお。

Mっさんには、こちらの身勝手なわがままで苦労をかけました。

気持ちを込めて作ってくれた、世界にただ一つのもの。
お金には替えられません。
Mっさんには、厚くお礼を言わなくてはなりません。
これは、一生の宝物になるでしょう。

ちなみに、1階のベージュのほうには、作者の銘、「正」の文字が彫ってあります。
2階トイレの手洗い鉢
「ちゃんと、見えるトコに名前書いといてな。」とお願いしてたんです。
白いほうには、銘はありませんでしたが。

Mっさん、ありがとう。おおきに。。。(_ _)



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Posted by プーゲンビレア at 20:42│Comments(0)DIY
 
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