2011年03月25日

会話が可能に

会話が可能に

被災地で、物資がない中、避難所の冷たい床に寝起き
されたり、かろうじて残った自宅で過ごされている方々。
被災地での生活は、毎日、不安だと思います。

安心して過ごせる場所が早くできて、平和な毎日が早く
訪れるようにと願いつつ、微力ながら、自分にできることを
やっていこうと思います。


旦那の近況ですが、少し嬉しいことがありました。


喉に穴を開けて人工呼吸器をつけているため
声が出せない旦那ですが、最近、あるものを買いました。

「人工喉頭」という器械です。

これにより、音声での会話が可能になりました。

小さなマイクのような形をしたもので、喉に当てると
口の動きを感知し、音声に変えてくれるのです。

訪問看護師さんが、こういう商品があると教えて
くれました。

ただ、本来は喉頭ガンなどで喉頭を摘出した方の
ための物らしく、旦那みたいに呼吸器をつけた人間が
使えるのかどうか分からなかったので、試しにレンタル
して、使えるかどうか確認してみました。

問題なく使えたので、購入。


これを使い出してから、意思疎通がかなりスムーズです。

今までずっと口パクで、何を言ってるのか分からず
何度も「え?」と聞き返したりしてたのですが、
それも減りました。


器械の音声なのでデジタルっぽい感じですが、口パクよりは
全然マシです。

「ユアトーンゆらぎⅡ」という商品です。

別売の「抑揚ユニット」というものも買いました。
平坦な音声にイントネーションがついて、少し聞き取りやすくなります。


実は、商品が届いたとき、義父母には内緒にしていました。

近く行われるホームパーティで、いきなりしゃべって
驚かしてやりたい、と旦那が言うので、黙ってました。

パーティ当日、義父母、義姉がそろった席で、
おもむろに旦那が挨拶。

しゃべれるようになったと報告したあと、旦那が
「みんなの支えのおかげでここまで来れた、ありがとう」
と感謝の意を伝えました。

義母は泣いてました。
義姉も、夢のようだと喜んでくれました。
義父は・・・。


普段はあまりしゃべらないのに、旦那がお礼を言った
あとあたりから、なぜか突然ベラベラと話しだして
なんか異様に、おしゃべりモードに。
・・・「パパ?・・・なんだか変?」でした。


たぶん、義父も泣きそうで、それを必死で悟られまいと
してたんだよね・・・・?と、思うのです。


また少し、前進しました。
感謝です。


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Posted by プーゲンビレア at 21:52│Comments(0)在宅看護
 
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