唄声よりも高い空

うちに来て旦那を見た人に、よく驚かれるので
旦那のことを書いてみたいと思います。


訪問リハビリのＫ先生によく言われることなんですが、
人工呼吸器をつけてる人で、旦那みたいに動き回れる人って
あまりいないとかで、すごく珍しいんだそうです。


旦那が色んなことを自分でやってるのを見て、
Ｋ先生がしみじみおっしゃいました。

「他の人工呼吸器をつけた患者さんが、Ｋさん（旦那）
のことを見たら、すごく勇気づけられるでしょうね。
元気が出ると思います。」


そのお言葉がきっかけで、とあるプロジェクトが始動しました。


それは、「旦那のＤＶＤ製作プロジェクト」。



携帯やデジカメで旦那の様子を撮影。

それをDVDにして、Ｋ先生にお渡しする。

Ｋ先生がいる病院で、他の患者さんに見てもらう。


というもの。


私は他の患者さんを知らないので、旦那がすごいのか
どうかは分からないのですが、旦那の姿を見ることで
他の患者さんが元気になって下さる、というのなら
嬉しい限りです。



これまで携帯やデジカメで撮り貯めていた映像に加えて、
新しく撮った映像も入れて、ＤＶＤを作ってます。
（作ってるの旦那ですが。）


それで、ちょこっと皆様にも、旦那の様子をお見せしたい
と思います。



まず、これ。歩いてます。


呼吸器をのせたスタンドをゴロゴロ押して歩いて、
部屋を歩き回れます。　トイレも行きます。



階段の上に呼吸器を置いておき、管が届く範囲まで
下りて、また上る、という自主リハビリをしています。

スタンドから外した呼吸器を、家族が抱え持って後ろから
ついて歩けば、一番下まで下りれますし、１階を歩き回る
こともできます。


看護師さん、ヘルパーさんの介助のもと、入浴もします。



手前の黒い物体が、呼吸器です。
体を洗うときにシャワーの水がかかるので、ビニールシートを
かぶせて、防水対策をしてから入ります。



デジもの好きな旦那は、スマートフォンを持って入り、
浴槽につかりながら遊んでます。


三線も弾きます。


まだまだありますが、今日はこれくらいで。

もっとすごい方で、飛行機に乗って旅行されたり、という方も
いらっしゃるそうです。
呼吸器つけてても、何でもできるってことですね。

以上、旦那の「暮らし報告」でした。

ＤＶＤも、完成間近です。